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山田マミのやっぱり、パリが好き

山田マミのやっぱり、パリが好き

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フランスvsスイスvsドイツ

上記3カ国を旅してきたので、独断偏見比較をしてみました。
スイスは小さいと言っても広いし、ドイツ語圏とフランス語圏がある。行ったのはバーゼル。フランスとドイツ国境に隣接する街なので、フランス語は通じるかと甘く見ていたら、とんでもなかった。国境の検問所を超えるなり、建物の外観が大きく変わった。そして、道路標識が…ドイツ語!読めないじゃん。道行く人に英語で尋ねたら「ニヒト!」。びえ~英語も通じない。ここはフランス国境からたったの3キロなのに、こうも文化が違うものか。(パニクっていたので写真を撮る暇もなく、すみません)

バーゼル市は宿泊客にトラムやバスに1ヶ月無料で乗れるチケットを配っている。これはありがたい!環境のために車を使わず、公共交通機関か自転車での移動が当たり前という住民意識には敬服した。どの建物にも自転車置き場があるし、雨がザーザー降っていても、レインコート着て自転車に乗っている人多数。

子ども用シートがついた自転車もあちこちで見かけた。

フランスのように市が経営している貸し自転車はなくて、みんなマイ自転車。

自転車に乗って仕事場に行って、自転車に乗ってお買い物。
私はアパルトマンを借りたので、家主から自転車を貸してもらった。ホテルに貸し自転車はないみたいだ。
歩行者優先が確立していて、歩行者が一歩でも横断歩道に足を踏み入れたら、車は即刻急停車。これをフランスでやったら即刻ひかれていると思う。だから、ここでクラクションを鳴らしているのはフランス人だと思う。自分優先のフランス人、歩行者になれば止まらない車に中指立てるくせに、自分が運転すると歩行者を怒鳴る。

街の中心に川が流れていて、

船を発見。乗ってみよう!1.6ユーロは高いけれど、気持ちよさそうだ。

この船は、川の上に張られたケーブルを伝って渡る仕組み。スイスの国旗の下に世界の国旗が飾ってあった。エンジン音もなくゆったりと川を渡り、あ~気持ちよかった。その後、数年前にこのケーブルが切れて、11人が乗った船が流されたという記事を発見。無事でよかった…

スイスの公衆トイレ
かわいいけど、女性版はないのかな。ちなみに水洗設備はないから、匂いがきつくて気絶しそうだった、と使用者の感想。

建物も斬新なデザインのものから

レトロなものまで。これは郵便局。

屋根の傾斜が急でしかも長い。ということは雪対策なのかな。で、中は屋根裏部屋が2階建てになっているのかな。

色もシックでおしゃれ。パリは白とグレーだから、色のついた建物が街を華やかにしているように見える。

教会の中庭には青い羊がいた。現代アートのある教会の中庭というのも悪くない。

教会の回廊にさりげなくこれ。背筋がゾクリ。

話には聞いていたけれど、物価が高くて参った。フランスで1ユーロのバゲットが6ユーロ!コーヒー一杯4.5ユーロ(フランス1~2ユーロ)、生ビールが5ユーロ(フランス2.5~4ユーロ)!初日に目が飛び出して、その後はスーパーでビールを買い、アパートで調理して節約。スイスで働いて、国境を越えてフランス側に住む人が多いと聞いたけれど、そうでもしなきゃ金は貯まらないわけだ。

フランクフルト編

街の中心地の広場。古い建物はやっぱり趣があるなあ。

これがゲーテの大好物だったグリーンソース料理。じゃがいもとゆで卵付き。このソースは7種類ハーブで作るのが正しいらしい。パンが出てこなくて、フランス生活に慣れてしまうとパンなしはつらい。追加で頼んだら、黒パンが出てきた。ちなみにフランスのレストランでは、パンは基本的にバゲットで、食べ放題。

これはドイツチーズの前菜の一品。クミンが効いて、臭いチーズが臭く感じないというのに驚いた。臭いものには臭いもの、なのだ。
これ以来、クミンが気に入ってポテトサラダなどに入れている。なかなか美味し♪

あっら~、パリのポン・デ・ザールだけじゃない、愛の南京錠はここにもあったか。パリの橋は重みで壊れそうだと聞いたけど。愛の南京錠をかけて、その後に別れたカップルの統計を取ったら、この現象も治まると思うのだけれど…
ドイツ製品は壊れない。頑丈で優れものだけど、難点は重いこと。これが調理器具となるとけっこう疲れるのだと愚痴る友人。ふむ、フランス製品は、おしゃれだけどすぐ壊れる。トースターが1年半で壊れた。そう簡単に壊れるモノではないと思うのだけれど…。
ということは、ドイツの橋は愛の南京錠をかけられてもそう簡単に壊れないということになるのかしら。

フランクフルトで二番目に高い建物に上った。パリほどの公害はないみたいだ。ちなみにフランクフルトで一番高い建物に登ろうとしたら、銀行の建物だったので無理と言われた。

アップルワインがあると聞いて飲んでみた。フランスのシードルとはちょっと違う。炭酸がなくて、もう少し苦い感じ。4~5度のアルコール分ということは、ビールと同じくらいだからお酒なのだけれど、りんごジュースの横に並んでいるし、同じ値段で売っているから、気をつけないと間違えてしまう。じゃあ、酒税はかかっていないわけで、酒と認められていないということ?などと、つべこべ考えないで飲むのがいい。

フランクフルトは移民排斥運動が盛んらしい。この日もデモがあった。警官は、明らかにアジア人とわかる私達に「ドイツの文化を守るデモ」という説明をためらいがちに説明してくれた。意味がわからなくてキョトンとする私に、ドイツ在住の友人は、「やばい、移民排斥運動だから、早くこの場を離れよう!」と言って、大通りを避けて帰宅。フランスはこんなに過激じゃないと思う。

ストラスブール編

言葉が通じる、いつもの習慣に戻るって、本当に重要なことだ。ドイツからフランスに入った途端に、肩の力が一気に抜けた。

ドイツのアウトバーンは、制限速度なしと聞いていたけれど、本当らしい。3~4車線あって、右のレーンが遅い車かトラックだけれど、そのトラックが100キロ位で走っている上に、金魚の糞みたいに連なっている。ものすごい数のトラック。無料だから輸送にはもって来いなのだろう。いつも通り100キロくらいで走りたいけれど、大型トラックの間に挟まれたら、これまた怖い。だから、仕方なく真ん中車線を走るけど、後ろから車がどんどん近づいてきて、左側の追い越し車線をものすごいスピードで追い越していく。ひや~!130キロで走っているのに、あっという間に追い越して遠ざかる車。180キロは軽く出ているんだろうなあ。
友人に聞いたら、「スピード出しすぎで捕まったということを聞いたことがないけれど、怖くて90キロ位で走っている友人は何度も捕まっているよ。罰金は取られないけれど、警官に危険だからもっと早く走れって言われたらしい」
「危険だからもっと早く走れ」か…。フランスでは事故を減らすために制限速度をどんどん下げているのにね。よくわかんない~
フランスは2~3車線で、晴れの日は130キロ、雨の日は110キロというところが多くて、一般道路は標識のないところは90キロ。これがもうじき変わって、一般道路が80キロになるらしい。パリは公害問題もあって30キロとか。ドイツとフランス、どうしてこんなに考え方が違うんだろう。

ストラスブルグの有名なカテドラル。デカくて写真に入りきらない。

教会内には、有名なオブジェがあったけれど、それよりこれに興味がわいた。

木製のはしご。かっこいい!

教会のてっぺんまで階段で上ってみた。たくさんの落書きがしてあって、なんでこんなことするんだろう、と気分が悪い。

彫像の頭の上は愛の泉状態。この頭に手が届きそうで届かない。

これがカテドラルの鐘の音。
以前にフランスのある村の教会の前に引っ越してきた人が、30分毎に鳴る教会の鐘の音のせいで病気になったと裁判を起こして勝って、それ以来教会の鐘は鳴らせなくなってしまって村長は肩を落としていたけれど、なんでわざわざ教会の前に引っ越したのだろう。よくわからない…

ファーストフードのサンドイッチ屋の看板は旧市街には馴染まない。

中華のお惣菜屋の看板も似合わない。

自転車を改造してゴミ箱を乗せている。これならあちこち移動できていいね。パリでは見かけたことがない。ストラスブルグ特別仕様?

「うまみ」という名前のレストラン。日本人シェフのフレンチ。定食が2種類で、50~70ユーロ。ワイン付きだと74~95ユーロ。美味しそう!

ストラスブルグは運河に囲まれた街なのだった。

だから船が通る。

おお!ここにも南京錠。別れる時には別れるんだからさ~、そんなことしたってさ~と、夢のないことを言う私。

家の一階が道になってる。家が先にあったのか、道がすでにあったのか、どちらだろう。

あ、コガモだ。

賑やかなカフェ。

なぜここにイギリス発祥の赤いポストが?フランスは黄色いんですけど。

移動式オルゴールを一生懸命動かすおばあさん。こういうのを見ると悲しくなってしまう。

現代人はこうして路上で鐘を稼ぐ。遠くからガシャガシャうるさいのなんのって。でも目立つのよね~。

カテドラルからそう遠くないところにある教会には、モーツアルトが弾いたピアノが展示されていた。ほとんど訪れる人がいなくてひっそりしているけれど、これって価値あるよね。

ストラスブールはドイツになったりフランスになったりした街。中心地から2キロ少しのところにライン川が流れていて、今はここが国境。
橋を渡ったら、これまた言葉が通じない。家並みも全然違う。

外壁に顔がついた家。夜見たら怖いかも。

ストラスブール市の貸し自転車はヴェロップというのだ。かわいい。パリ同様にパーキングは路上かと思ったら大違い。

ヴェロップ専用店に行かなくてはならないのだ。これなら壊されないし、盗まれないし、管理は行き届いているから安心して乗れる。時間毎ではなくて1日制度だから時間を気にしなくても良いのだけれど、営業時間内に自転車を帰さないと翌日料金も取られてしまうのが難点。土日に閉まる店もあるので、借りる時に要チェック。私は早めに返すつもりが道に迷い、閉店3分前に到着、セーフ。

ストラスブール名物のタルトフランベを食べにレストランへ。ちょっと話題の差別があったのかなかったのか、希望した窓側の席は断られ、窓がなくて昼でも真っ暗な奥の部屋へ案内され、振り返れば私たちのすぐ後に入ってきたアメリカ人らしき金髪カップルは窓側へ。ふーむ、差別か?でもここで怒っても仕方がない。奥は奥でなかなか落ち着いているからよしとしよう。
で、これがタルトフランベ。暗くてよく見えないけれど、小学校の図画工作で使った木工版みたいな感じのベニヤ板のお皿に、で~んと広がる薄手のピザですな。ベーコンと玉ねぎがホワイトソースであえてある。これが基本らしい。これなら家で作れるじゃん、ということは言わずに食べよう。パリパリサクサクの生地が美味しかったけれど、黒こげ部分もかなりある…。塩気がきつくて、思わずビールをおかわりしようと思ったけれど、それがレストランの罠かもしれないから、水で我慢。こちらも賢くならなくてはいけない。
ここの女主人は体格でかくて、ドッシドッシ歩いて、口調もぶっきらぼうに聞こえる。豪快で良いけれど、しっとりした雰囲気のレストランには合わない。ストラスブールは元ドイツ領だったから、この人はドイツ系の人なのかも。ドイツ在住の友人が、「ドイツ人にはサービス精神のかけらもないのよ」と言っていたのを思い出した。フランス人も日本のサービスには程遠いけど、それよりはるかに遠いみたいだ。

まあここは、綺麗な景色を見て収めよう。

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