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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

山田マミのやっぱり、パリが好き

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パリのお散歩

1年のうちで日が一番長い夏至に行われる音楽祭、フェット・ド・ラ・ミュージック。

街のどこででも演奏ができるとあって、

セミプロ楽団から

愛好家集団まで(カラオケ気分?)
場所さえあれば、歌って踊ろう

カフェやレストランでは客引き用にミュージシャン演奏をするところが多いから、繁華街ではあちこちから演奏が聞こえてくる。

去年はロックバンドが多かったけれど、今年は落ち着いた音楽が多かったような気がする。いや、夜になるとエレキギターガンガンなのかも。

小遣い稼ぎらしいストリートダンサーズもいる。それにしても、こちらの子供って、人前に出ても怖気付かないのね。この女の子、親と一緒に見ていたら突然指名されて人前に出て、堂々と踊る。さすがです。私にはできませんわ。

ポンピドゥーセンター前は、ピクニック場になっていた。つまり、イベントを口実にみんなでワイワイやりたいわけ。

誰もが音楽祭に参加するわけではなくて、こうして静かな通りに並べられたテーブルで、夕食を楽しむ人たちもいる。

物価も税金も上がるのに給料は上がらないフランス。今年の最低賃金は1480.27ユーロ、日本円で大体19万円。ここから健康保険、失業保険などを差っ引かれて手元に残るのが15万円ちょっと。ここには所得税や住民税は含まれないから、ざっと見て13万円ほどで生活しなくてはならないわけ。パリは物価が高いから、きびし~!社会保障はきっちりしているけれど、恩恵を預からない人にとっては節約を念頭に置いて生活しなくてはならない。エコブームもあって、ここ数年自転車移動する人が増えた。パリ市の貸し自転車ヴェリブも人気だけれど、やっぱりマイ自転車の方が良いという人も多くて、ロード型の自転車は人気だ。

こうして颯爽と走り去っていく。フランスではママチャリでも自転車は車と同じと考えるので、車道を走ります。

小林純子さんが6月15日に旅立たれました。

パリのダンススタジオで、バレエクラスのピアニストとして、絶大な人気と信頼を得ていた小林純子(すみこ)さんが6月15日に亡くなりました。
バレエダンサーを目指していた人だけあって、踊り心やダンサーの体の温まり具合を考慮しての伴奏は軽やかでリズム感があり、気持ちよく踊ることができるとの定評でした。都合がつけばお花を持って公演に駆けつけてくれたし、ダンス以外の悩み事も真剣に相談に乗ってくれる、優しくも頼もしい人でした。享年53歳。亡くなる1週間まで、体調が悪いにもかかわらず伴奏を続けた純子さん。葬儀には大勢の人が集まりました。天国でゆっくり休んでください。

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