News & Column
ニュース & コラム
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、フレンチ生活を山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。動画によるダンス映像の配信も見所です!
2023年4月
この人やっぱりすごい!
カロリン・カールソン。日本では忘れられた人になっているのかもしれないけれど、こっちでは現役の有名人。1943年生まれのアメリカ人で、まだ踊ってる。
これはテレビでの放映だったので、70代後半の踊りだと思うけれど、衰えを感じさせないパワフルな踊り。背中の筋肉がものすごく発達していて、その力強さに目を奪われてしまう。サッと出てきただけで、目がそこにいってしまうほどの存在感。オーラの塊のような人で、1時間テレビの画面に張り付いてました。
踊るだけでなく、振付作品も素敵で、憧れちゃいます。
恒例のパリマラソンをテレビで見た
4月2日のパリマラソン。テレビ鑑賞のメリットとデメリットは?
メリット;家でごろ寝しながら見れる。ただし朝8時過ぎの出発なので、起きたばかりだからあまりごろ寝する気にはなれないけれど。
空からのパリ観光ができる。
ツールドフランスのテレビ放送と同じで、上空からの景観は新鮮だ。いつもの目線とは違うからね。
モニュメントの歴史や内部をさくっと紹介してくれるし、空からの景色は歩いて見るのとは違って、
おおお!美しいと新たな感動を呼び起こしてくれる。
いつも思うけれど、日本の駅伝も観光を含めた解説にしてくれるともっと面白くなると思うんだけどなあ・・・
沿道での応援は、それなりに興奮するけれど、
選手はあっという間に走り去ってしまい、誰が通り過ぎたのかわからない。
テレビならアップでじっくり見れる。
そういえば、車いすマラソンを見たのは初めてだ。ルートが違うからなのだろう。
デメリット;仮装集団が映らない
賞金狙いのトップ集団は2時間以内の完走を目指すけれど、一般参加者は、楽しむことが目的で、6時間かけても完走すればよし。歩いてもいいし。アピール度を競う人もいて、仮装マラソンとも呼ばれている。
この仮装が半端じゃない。コスプレに近いものから、ちょっとやばいんじゃない?というものまであって、一見の価値ありなのだ。
今年は83歳の女性が参加しているって。
出発地点に行くのがいいよという友達。目的は出発まちの参加者が脱ぎ捨てたコートなどをゲットすることだという。毛皮のコートをゲットしたよ!ってホクホクしてた
車いすマラソン。パリの道を走るのは大変だ。道路ボコボコだし、石畳の上を走るのは頭にかなりの振動を受けて、脳みそがグラグラになる。
優勝者の腕の太さと刺青にびっくり。こちらではタトゥはあったりまえよ~
今年は、雨と強風が吹く悪天候の中での開催となった。年金改革デモの混乱で荒れ果てたパリと聞いていたけれど、映像を見る限り路上にゴミはなく、綺麗な街だった。コースの周りだけ慌てて掃除したのかなあ。
デモでぐちゃぐちゃのパリ。国王になって初めての外遊にフランスを選んでくれたチャールズ国王は全く運が悪かった。国民の怒りが燃え盛る真っ只中だったから。それで大統領がお願いして、延期してもらったらしい。ドイツも給料上げろのストをやっていたみたいだったけど、無事に外遊を終えたらしい。
これに懲りずにいつかフランスに来てね
これは春一番か、嵐か
フランスにも春一番はある。
この時期毎年強風が吹く。私は春一番と言っているけれど、人は嵐と呼んでいる。それだけ強烈なのだ。今年は雨と風で、倒れた木で二人が亡くなっている。おそろし。。。
フランス人も桜が好きよ~
フランスにも桜の木があちこちに植っていて、公園や学校や街路樹が綺麗。
でも、お花見宴会は見かけないなあ。もしかしたら、公共の場でお酒を派手に飲むのは禁止されているのかも。
野菜はレタスの葉っぱ2枚だけ
フランス人の死因のトップは心筋梗塞。肉食動物の運命かな。
朝は砂糖入りのコーヒーに、バターとジャムを塗ったパンかチョコレートパンかクロワッサンという甘~い朝食を取り、昼食と夕食に肉をガッツリ食べる。野菜が足りないんじゃないの?と言ったら、「レタスの葉っぱを2枚食べればそれで十分」と言われた。そんなわけはないだろうと野菜料理をメインにしたら、お腹が痛い、下痢をしたと。欧米の肉食動物と、アジアの草食動物の身体は明らかに違うのだ。
で、下痢をした場合の対処方法がお米とにんじんだと。日本では考えられない組み合わせだ。にんじんは繊維質だから、病み上がりには避けたい野菜なのだけれど、この組み合わせが最も効果的だと言う。で、要望に応えてにんじん入りのお粥を作っている。
困るのは、私の具合が悪くなると、このにんじんおかゆを作ってくれること。そんなことしたら尚更お腹がくだるじゃん!
アサヒビール見つけた!
大型スーパーの大量の品揃えの中で、パッと目に入るのはやはり日本語だ。
見~つけた、アサヒビールのスーパードライ辛口!しかも特売してるから、即ゲット。
しかし、しかしであった。日本で買ったスーパードライと飲み比べてみるとコクが足りない。フランス人も、日本の方が美味しいといっている。ビンと缶の違いだろうか。
この瓶ビールには製造場所が記載されていないからはっきりとはいえないけれど、多分欧州のどこかで製造されたのだと思う。そうだとしたら、多くの日本製食品が輸入できないのと同様、日本産のビールには欧州で禁止されている添加物が入っているということなのだろうか。ちょっと不安になる私…
食欲に勝るものはなし!
フランスでは、カエルの足は人気の高級食材。野生のカエルは捕獲禁止なので、養殖物しか食べられない。肉屋で見かけることは滅多にないから、スーパーで冷凍カエルの足を買った。ら、でかい!値段も高かった。
ベトナム産で、フランス産の2倍はある。同じ種類なのか、栄養と餌の量が違うのか。
大きさゆえにグロテスク感たっぷりで、調理中に食欲が減退してしまったけれど、食べたら美味しかった。
こういうものは元の姿を想像せず、目を閉じて食べるのがおすすめ。食べた後も想像しちゃダメです
「カタツムリ」というと食欲湧かないけれど、「エスカルゴ」というとフランス料理のイメージが湧くから不思議だ。
どの種類のカタツムリも食べられるわけではなくて、最も人気が高いのが「ブルゴーニュ」と呼ばれる白っぽい殻の大型のカタツムリ。これも保護動物で、捕獲期間は7月1日から、殻の大きさが2.5センチ以下は不可。監視員がいて、捕まると罰金ですよ。