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HOME公演情報公演予告動画 > 03/16-18能美健志ソロ公演「BIOTOPE」
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能美健志&ダンステアトロ21として群舞とデュオの振付を極めてきた能美健志の初ソロ作品。過去と未来が交差する月島のギャラリーに、時代の生命体としてのリアルな人間像を描く。05年「四季」での共演で話題を呼んだ歌い手・さとうじゅんこが演出家として能美の身体を解体/再構築し、3作品目の共演となる種子田郷の不可視の身体としての音響空間、そして衣装・映像・照明など、各々が対等な立場でクリエイションに臨み、能美の新境地への扉を開くだろう。
     
構成・振付・出演   能美健志
構成・演出   さとうじゅんこ(project suara)
音楽・ライブ演奏   種子田郷(project suara)
音響デザイン   磯野順一(Taguchi)
衣 装   川口知美(COSTUME80+)
映 像   michi
照 明   加藤いづみ
     
主 催   能美健志&ダンステアトロ21
会場協力   TAMADA PROJECTS ART SPACE
音響機材協力   TAGUCHI
助 成   日本芸術文化振興会 舞台芸術振興事業
制 作   ダンステアトロ21 / レイヨンヴェール
     
     

能美健志 http://www.geocities.jp/danceteatoro21/
 モダンダンスを望月辰夫、クラシックバレエを橋浦勇に師事。また、アメリカン・コンテンポラリーダンスをジュリアード音楽院教授の平林和子に学ぶ。1993年埼玉国際創作コンクール第1位グランプリ、1994年全国舞踊コンクール創作部門第1位・文部大臣賞、1995年村松賞を受賞。1997年より自らのカンパニー「能美健志&ダンステアトロ21」を立ち上げる。同年の新国立劇場開場記念公演以来、4作品を同劇場にて上演。スティーブ・ライヒやピアソラの音楽を視覚的に再構成してみせる高度な技術を用いた作品を創作し続ける。最近の作品は、アメリカ・フィラデルフィア Group Motion Dance Company へ振付した「DIRECTION OF HARMONIZATION」(2003年9月、Philadelphia Fringe Dance Festival)、電子音楽、ヴォイス、クラシック音楽を融合し日本人の心的風景を描いた「四季」(2005年3月、BankART1929 YOKOHAMA)、新国立劇場主催公演「コラボレートする身体」にて打楽器奏者・高田みどりとコラボレーションした「法悦」(2005年11月)など。
 自身のカンパニーの公演以外にも、ダンサーとして他のカンパニーの公演や国外の振付家の作品にも多数出演。また2003年にはTBS系ドラマ「きみはペット」のダンスシーンや嵐のツアーで松本潤の振付も手がける。
 現在、東京スクールオブミュージュック専門学校ダンス科講師及び振付担当、武蔵野美術大学空間デザイン学部、お茶の水女子大学舞踊科非常勤講師、クロノスインターナショナルダンススクール講師、昭和音楽大学バレエ科非常勤講師を務め、ダンスを通じて人間教育に心骨を注いでいる。

さとうじゅんこ (構成・演出) http://suara.jp/
作曲家。歌い手。project suara主宰。東京藝術大学音楽学部声楽家ソプラノ専攻修了。’01年、’02年にフランス国営放送局内電子音楽研究所、’04年にパリMOTUSの作曲アトリエでアクスマティック音楽の作曲と演奏に触れ、独自の時空歓迎術の実践に取り組む。project suara主宰公演でダンスや映像との共演多数。CCMC'02/’03/’05出品。 aki.nagatani&danscapes「theedge」(’03/新国立劇場)、森山開次「あらはさのくう」(’04/青山円形劇場・ダンスビエンナーレ東京2004)で音楽を担当。能美健志&ダンステアトロ21「四季」(’05/BankART1929 Yokohama)にヴォイスで出演。aki.nagatani&danscapes, BABY-Qの作品に楽曲を提供。種子田郷のライブパフォーマンスの際には、スピーカ演奏も担当する。また一方で、ジャワガムランのシンデン(女声歌唱)として演奏活動を行う。ジャワガムラングループsuara代表

種子田郷 (音楽・ライブ演奏家) http://suara.jp/
音楽家。サウンドアートユニットproject suara主宰。音響という技術を単なる再生や拡張のツールにとどまらない豊かな表現のための楽器として、またサウンドが主体性を帯びたもうひとりのパフォーマーとして存在する、という考えから時空間の表現に取り組む。こうした音楽表現の視点からダンス・美術・映像とのリアルで強度のある関係性を創造するシリーズ公演「Sound Dance Visual」を歌い手で作曲家のさとうじゅんこと主催し、vol.7『セクエンツィア~さひづる庭』(横浜美術館・グランドギャラリー)、vol.8『青い月』 等を発表。音響開発・技術者のTaguchiとの協力関係において独自の音場創成・ジオグラフィカルなサウンドプロジェクションを実現し作品制作を行う。コンテンポラリーダンスを中心とした舞台芸術にも意欲的に参加し、能美健志『Direction of Hamonization』『四季』、森山開次『弱法師』『OKINA』『いぶき~奇蹟の大地~』『KATANA』、東野祥子『ERROR CORD』『ALARM!』神村恵『うろ』等との作品に、音響システムを導入してライブパフォーマンスで音楽を担当。ダンストリエンナーレ TOKYO2006において、美加理(ク・ナウカ)と『生のものと火を通したもの/闇の碧』を発表。他に能楽師・津村禮次郎、舞踊家・室伏鴻らと共演。「存在感のある音」(NYtimes)、「水墨画のような濃淡を描き、皮膚にまとわりつく電子音」(舞踊評論家・石井達朗)と評される。2006年11月新作CD『sketch 2006』発表。ジャワガムラングループsuara所属。

川口 知美(衣装)
COSTUME80+ デザイナー/パタンナー。1998年 ESMOD PARIS卒業。(フランス国家認定。上級技術者資格 所得)帰国後、1999年「衣装製作コミュニティ キタサコ製作所」を北迫秀明と共に立ち上げ、6年間パタンナーとして機能性、デザイン、身体性が三位一体となった衣装製作を模索、確立させてゆく。それと平行して身体の動きに伴ったデザインアイデアの提供も行う。2004年、「わちふぃーるど」絵本作家 池田あきこの日本各地で行われた個展での衣装をシルクペインティング作家 田島かおりとのコラボレーションにて制作しデザイナーとしての活動を始める。2005年より永谷亜紀や山田うんが振付で関わる劇団 ベターポーヅの衣装デザイン、製作を担当。2006年、独立し「COSTUME80+」を設立。最近の活動としてはproject suaraの音楽家 さとうじゅんこ、現フォーサイスカンパニーのダンサー島地保武、新進気鋭のダンサー 中川賢らが出演した「3d-1ch」、写真家その江の個展用作品での衣装を担当。

michi(映像) michi/Michiyuki ISHIDA http://michiyuki.net
1974年生まれ。武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業。主に映像を使った空間演出とライブパフォーマンスを行い、場を全くの別次元へと創り変えるアーティスト。その他インスタレーション、VJ、舞台美術、グラフィックデザインなども手がけ、枠に捕らわれない表現活動を展開している。2001年より都内でイベントオーガナイズや、その演出を始め、同時に映像制作とそのパフォーマンスも開始する。映像を光をもった素材と捉え、スクリーンへ投影するのではなく空間全体をそのキャンパスとして情景を描き、より人の感覚へ訴える表現へと昇華させている。人間の視覚に収まらないスケールと、抽象的で美しい映像空間は、鑑賞者が体験的に表現者と向かい合わせる形を作り、人の情感へと入り込む。映像を空間的に扱うパイオニアとして、近年は音楽の他、ダンスや舞台作品にも多く関わりを持ち、様々な表現者達とコラボレートしながら、相乗的に新たな表現を生み出している。その表現の場も多様で、ギャラリー、美術館、クラブ、劇場、映画館、Bar、商店街、展望台、遺跡、協会、そして自然の中など、場所ごとにフレキシブルに投影方法を自在にアレンジし、表現キャンパスへと変える。2005年8月27日、自身の映像空間を中心とした公演「consciousー意識ー」をスパイラルホールで行い大きな反響を呼ぶなど、映像の進むべき次のステップを探求し、そこへ踏み込んだ表現は各界で高い評価を得ている。2005年よ秋より渡英し、イギリスやフランス等の海外へも活動の場を広げており、体感する映像空間は各地で話題を呼んでいる。