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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も,山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。
動画によるダンス映像の配信も見所です!


マークから動画をお楽しみいただけます。

動画をご覧いただくにはQuickTimePlayerが必要となります


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幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。
 
 
2010年1月1日
明けましておめでとうございます。
皆様、今年もよろしくお願いいたします。
さて、暮れからお正月にかけて帰国しておりましたので、パリの大晦日の様子をお伝えできず、申し訳ありません。私は久々に日本のお正月を楽しみまして、


七福神にも会えましたし、




お獅子に悪い夢も食べてもらいましたし、


猿回しも見て楽しみました。


やはりお正月は床の間のお飾りもきれいにして、


富士山を眺めて、


温泉に浸かって


食べるに限ります!
ああ、日本のお正月って素晴らしい!

 
2010年1月10日
「どんと焼き」

お正月が過ぎたらお飾りをはずして炊き上げると言う行事もあったんですねえ。どんと焼きです。まだ新品同様のお飾りを燃やしてしまうのはもったいない、、、、このまま来年も使っちゃおうか。。。。。という日頃の貧乏根性が頭をもたげましたが、いやいやそうではない、これは縁起物なのだからちゃんと炊き上げて今年の無病息災を祈ろう!と心を入れ替え、参加しました。


こ~んなにたくさん!お飾りもゴミの山。いやいや、ゴミではなくて、お炊き上げなのだ。と思い直してみるものの、やっぱり、もったいない、、、。


それにしても火の勢いがすごくて、近くに寄っただけで顔が真っ赤になってしまいました。


町内会の人がお餅をついて、お汁粉に入れて配っていましたが長蛇の列。

不況時にこの一食はありがたい、と思ったのですが、ちょっと見栄を張って「ふん」という顔をして並んでいる人を見下して家に戻りました。しかし、後悔先に立たず。一晩中お汁粉の事を考えていました、、、、、。来年は並んで食べるぞ!
 
2010年1月24日
「パリは今日も曇り空」

 

パリに戻ってきましたが、毎日どんよりとした天気に心まで暗くなってしまう。



でも、エトワール広場の凱旋門の威風堂々にやっぱりパリは素敵だなあと見惚れました。


 

それはそうと、信号のないエトワール広場をどうやって運転するか?


今日は日曜日なので車が少ないですが、それでも運転は難しいと思います。こちらでは、右にいる車が優先権を持っているので、広場の真ん中を走っていても、右側から車が来たらスピードを緩めてくださいね。それにしてもクラクションの音がうるさいわ。フランス人はおとなしい人が多いけれど、ハンドルを持たせたら人柄が変わると言われていますので、気をつけてください。
ちなみにこの広場を徒歩で渡る事は禁止されています。じゃあ、凱旋門の下に行くにはどうするかって?地下道があるので、それを利用してください。結構凶暴な運転をする人がいますので、無理な横断は非常に危険です。本人は凶暴な運転をしているつもりはなく、自分が正しい!と思い込んでいる人が多いような気がします。
 
2010年1月31日
竹井豊公演「浮遊する境界/アール・ブリュットへのオマージュ」

ダンサー兼振付家の竹井豊さんの公演を見に行きました。竹井さんのほかに音楽のPHIL REPTILさん、映像のNICOLAS BARRAUDさん、そしてこの日のゲストLAURENT CLAIRETさんがペンキを飛ばし、まみれながらの熱演を見せてくれました。始まる前には観客が舞台に上がってペンキでお絵描きをさせてくれたので、自分が書いた絵が最後にはグチョグチョになっているのがうれしいようなむっとするような、微妙な感じでした。


写真は公演終了後、竹井さんは観客と話し、 和気あいあいで良い雰囲気でした。その後ろで子供は舞台をかけずり回り、激しくペイントされた紙の山にダイビングしていました。これが日本人の親だったら「○○ちゃん、何してるの!」と、子供の服が汚れて困るというのが見え見えの様子で叱っているだろうに、フランス人の親は注意するでもなく、微笑ましく見守っているようでした。ここにフランスと日本の気質の違いを見たようでした。(ほったらかしにしていると言う見方もあります。)
 
 

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