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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も、
山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。動画によるダンス映像の配信も見所です!

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7月1日 ジャパンエクスポ

昨日からジャパンエクスポが始まりました。今年で11回目を迎え、年を追うごとに押し掛ける人が増えているそうで、今年も新聞で取り上げられていました(DIRECT MATIN誌)。日本グッズを紹介するだけでなく、コスプレ大会も人気らしいです。おばさんにはこっぱずかしいのですが、来年は行って見るかなあ。街で時々フランス人のコスプレを見かけるようになったしね、、、。
ちなみに左下のひげのお兄さんが、ジャパンエクスポの創設者だそうです。お名前はTHOMAS SIRDEYさん。

7月2日 オペラ座の垂れ幕

オペラ座の壁に垂れ幕を張る作業をしています。遠くから見るとたいしたことなく見えますが、こうして近くから見ると垂れ幕の大きさと重さに改めてびっくり。クレーンでつり上げてさっと終わるのかと思ったら、手作業でつり上げているのですね。すごい重労働みたいでした。

7月2日 ツール・ド・フランス

パリの無料新聞のディレクトマタンの表紙がさわやか!よーく見たら、フランスの夏の風物詩ツール・ド・フランスが明日から始まるというぞ!ということでした。フランス人は本当に自転車が好きですね。自転車競技はマラソンと同じで、実際に見に行くよりもテレビが一番良くわかると思います。テレビの良いところは、レースを映すだけでなく、観光巡りもしてくれるところ。コースの近くにあるお城をヘリコプターから映して、歴史を交えて解説してくれたりします。この前は山火事まで見つけてました。
今年のコースはロッテルダムから。ツール・ド・フランスも国際的になりました。ロッテルダムからブリュッセルに下り、ドイツの国境近くまで行って、ほぼ真西に進んでフランスに入り、ランスを通り、そのまま南に下りアルプスへ。南部の山間を西に進んでピレネー山脈に入り、ボルドーまでのぼり、そこからパリ郊外まで交通機関で移動して、最終日に一気に凱旋門を目指し、有名なシャンゼリゼのコース。7月4日に出発して、ゴールは7月24日。途中休息日をとりながらの競技です。

新聞のページをめくっていたら、「カゼ」という日本語が飛び込んできました。フランス語は目に留まらないのに、日本語だとすぐに目がいってしまう。KZ(カゼ)TVという日本のアニメマンガを流しているチャンネルの広告でした。フランスでは、日本のテレビマンガが大人気。「僕はキャンディ・キャンディで育ったようなもんだよ」という友人もいます。。。

7月7日 メトロの広告の様変わり

日本では当たり前かもしれないけれど、メトロの地下道にモニター式の広告があってびっくり。
まあどうせすぐに壊されちゃうと思うのですがね、、、。
あ、そういえば今日は七夕ですね。フランス人に話して何の反応もない時、文化の違いを感じます。

7月14日 アヴィニヨン演劇祭

今年もアヴィニヨン演劇祭に行ってきました。

アヴィニヨンの貸し自転車は、ヴェロー・ポップというのかな?その名の通りカラフルな模様の入った自転車が、色とりどりの広告にとってもお似合い。自転車達も1年経ってだいぶ落ち着いてきましたね。

貼られた広告の多さには毎回びっくりするけれど、今年はオフ参加が1000カンパニーあったとか。不況で上演できないカンパニーが、ここぞとばかりに集まってきたということかしらん。ダンスも演劇も、お客がいなくちゃどうにもなりませんものね。上演する方も大変だけど、見る方も大変。

これは、サン・ジョセフ高校の壁。演劇祭中は高校も劇場になるのだ。

これがアヴィニヨンのCDC(振付センター)の劇場。今年はスタジオでの公演はなくて、こちらの劇場公演のみ。朝10時から夜9時開演の公演まで、7カンパニーが2週間に渡って公演します。ダンスの公演を2週間ほぼ毎日上演できるというのは、ダンサーにとってまたとない機会。大変だけど、がんばって!
www.hivernales-avignon.com

フランスにも林間学校があって、このキャンプ場にも林間学校専用の敷地があります。一般とは分かれていて、子供達が安全に過ごせるように仕切られているのですが、お祭りの時ばかりは例外。この日のイベントでは、大きな人形をかぶった人たちと音楽隊が敷地内を練り歩いてパフーマンスしていました。アヴィニヨン演劇祭のレベルとは大違いだけど、シンプルだけれど良く出来ていたし、みんなで創り上げたと言う感じがさわやかでした。

山田マミ プロフィール

幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。

 
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