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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も、
山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。動画によるダンス映像の配信も見所です!

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9月7日 パリ!

長い夏休みが終わって、パリに戻って参りました。
今日はサクレクール寺院のあるモンマルトル、アベスにやってきました。

これがアベスのメトロの入り口です。広場にはメリーゴーランドがあります。

その横にはフォンテーヌ、お水が湧いております。もちろん飲めます!

この辺りは坂が多いです。道路は敷石が弾いてあるので、情緒はありますが、ハイヒールはぼろぼろになるわ、スーツケースの車は壊れるわで、結構むっとします。

これが映画「アメリ」で一躍有名になったカフェ。

この界隈は活気があります。

ティーポットですね。かわいい!

お花屋さんもかわいい。

この坂さえなければ・・・

今日は閉まっていましたが、このパン屋さんが去年バゲットコンクールで優勝したパン職人がいるお店です。アベス通りの38番地。6番地が今年優勝したパン屋さん。この通りはパンの黄金地帯。

9月8日 バリシニコフの公演を見る

今夜はバリシニコフが舞台に立つというので、シャイヨー劇場に来ました。せっかくここまで来たらやっぱりエッフェル塔は拝みたい。

ここの広場はいつも観光客でいっぱい。アフリカ人の物売りもスリもいっぱい。

中央の噴水の横にある小道を降りて、振り向くと、シャイヨー宮がでーん。この階段を下りたところにも劇場入り口があります。

バリシニコフが出演した公演ですが、ダンスではなく演劇だったので、多くのお客さんはがっかりしていました。でもね。プログラムのどこにもダンスと書いてなかったので、これはダンスではないかもと疑って行ったので、私はちっともがっかりせず、還暦過ぎても現役で、バレエ、コンテンポラリー、そして演劇と舞台人としての可能性を広げている彼の姿勢に感動しました。

9月9日 自転車でお散歩

パリ市内はついメトロで移動してしまうけれど、自転車もいいかなと思って出てみました。

ベルヴィルに来ました。中国人とアラブ人が多いと言われるベルヴィル。治安はどうも?という人もいれば、物価は安いし気取らないから住みやすいという人もいます。

昼間から街に男性が多いのは、アラブ人が多いからなのでしょうか?

ものを売る人、買う人の声が飛び交っています。確かにすごい活気!ただ、自転車を止めて中に入る勇気がありませんでした。だって、安ければつい買ってしまうでしょ。自転車だと持ち運べる量に限度があるのですよね。大きなリュックを持ってくれば良かった、と後悔。

これがペール・ラシェーズの入り口。

塀越しにお墓が見えます。有名人のお墓がたくさんあるので、観光コースにもなっています。入り口で案内図をもらえるらしいので、興味のある方はどうぞ。私はニースのお墓で怖い思いをしたので遠慮させていただきます。霊感の強い方はよく見えると思います。だって土葬ですよ、土葬。あ、ただ、ここはパリで唯一火葬設備がある所でもあります。

山田マミ プロフィール

幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。

 
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