D×D

舞台撮影・映像制作を手がける株式会社ビデオが運営するダンス専門サイト

 

ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

山田マミのやっぱり、パリが好き

map1-3

リヨン・ダンスビエンナーレ

偶数年の9月に催されるリヨン・ダンスビエンナーレ。

これが今年のイメージ写真で、これは事務局の前にあった大きな看板。

事務局は昔の(?)証券取引所の一部を使っていて、ため息が出るような大ホールにカフェがあり、「出会いの場」として解放されていました。

ビデオダンスもあってわくわくするような雰囲気でした。

では、会場となったいくつかの劇場を紹介します。

*リヨン・メゾン・ド・ラ・ダンス。

リヨンでダンスを見ると言ったら、真っ先に思い浮かべるのがこの劇場。パリのシャイヨー宮の芸術監督だったドミニク・エルヴューがディレクターになったので、これからどんな公演が行われるのか気になりますね。私の滞在中には、台湾のダンサーを使ったカンパニー・カーフィグの「YO GEE TI」が上演されていました。一般には夜の公演なのですが、1日だけあった昼の公演は小中学校の課外授業のためで、大型バスで続々とやってきた子供達で混み合っていました。ダンスが教育の一環になっているというのがうらやましいです。
リヨン・メゾン・ド・ラ・ダンスは年間のプログラミングも良いので、リヨンに行ったらチェックしてみてください。

メゾン・ド・ラ・ダンスに行くにはトラムウエイを利用するのが便利。リヨンは、メトロ、トラム、バスと公共交通機関が発達していて便利なので、リヨン郊外の劇場にも行きやすい。路線図を手に入れて、最寄りの駅で降りたら、勘を働かせて劇場に行きそうな人についていくとたいていちゃんと行き着きます。切符はメトロ、トラム、バス共通で、1時間以内の目的地までの移動なら1枚の切符で乗り換え可能。

*ENSATT

Ecole National Supérieure des Arts et technique du Théâtreの略で、訳すと劇場芸術と技術の国立高等学校という感じですかしら。非常にレベルの高い芸術学校だそうで、学生が学ぶだけでなく、カンパニーもここでレジデンスができるみたいです。今回もここをレジデンスにして新作を発表したカンパニーがありました。
旧市街がある地区の急な坂の途中にありまして、この坂道を毎日上って通うのかと思うと、私にはちょっと・・・ですね。ウオーミングアップにはちょうど良いかもしれないけれど、遠慮したいです。

*クロワ・ルース劇場

昔はここがメゾン・ド・ラ・ダンスでダンス作品をたくさん上演していたらしいです。

クロワ・ルース駅で降りるとこの広場に出て、

商店街を抜けるとクロワ・ルース劇場です。この通りにはたくさんのかわいいお店が並んでいて、つい寄り道してしまう。

お菓子屋さん

雑貨屋さん。ミカドという名前が怪しいけれど・・・

*リヨン・オペラ座

入り口にはヒップホッパーの卵がたむろして踊っています。ポケモン・クルーはここで踊っていてオペラ座のディレクターに見込まれてオペラ座に入ったというシンデレラストーリーがあるので、彼らは二匹目のドジョウを狙っているのでしょうか。

オペラ座の最上階にあるダンススタジオからの眺め。これを見ながらリハーサルなんて、素敵!オペラ座全館を使ったジュリー・デプレイリの「 L’Opéra Nell’Opéra 」を観にきたのですが、オペラ座見学ダンス編という感じの作品で、ホールはもちろんの事、舞台袖から客席を見て、楽屋のある通路を通って、最上階まで来ました。

写真をよ〜く見てください。遠くの屋根の上に人がいます。

あら、あっちにも!豆粒みたいに見える人達が私たちに向かって手や旗を振っているのです。こんな驚きの演出にわーっと歓声が上がりました。

作品のラストは、オペラ座のバルコニーや入り口からの演奏。建物自体が音楽を奏でているようでした。

そして出演者全員によるフィナーレ。

出演者はプロではなく、アマチュアの一般市民の方々です。


*シテ・アンテルナシオナル

残り物には福があると言うか、遅れたおかげでこの場面に遭遇しました。

フィリップ・ドゥクフレの新作「パノラマ」を観に行ったのですが、週末はトラムとバスの本数がぐっと少なくなる事を知らなかったために予想以上に移動に時間がかかり、会場近くの駅に着いたのが開演1分前。ダッシュで受付を目指していたら、何やら音楽が聞こえてくるではないですか。あら、ダンサーが広場を行進してる!ってなわけで、ダンサーと一緒に入場しました。

このシテ・アンテルナシオナルはリヨン市の北側にありますが、リヨんで一番大きい公園パーク・ド・ラ・テット・ドール(Parc de la Téte d’Or)に面していますので、天気が良ければ公園を散歩しながら劇場に行くのもお勧めです。


*チャーリー・チャップリン地域文化センター

リヨン市郊外の劇場。リヨンの中心地からメトロとバスを乗り継いで30分くらいかかったかしら。初めていく劇場って、ドキドキしますね。

  

子供達もおめかししてかわいいのですが、

このドレスで乳母車を引く姿は、漫画のようでありました。

このかたは新婦さんだと一目でわかるのですが、

ひときわ目立った赤いドレスの女性と、

先ほど乳母車を引いていたこの女性も新婦さんなのでしょうか?

*無料ダンス講座

オペラ座近く、市役所のあるテロー広場ではダンス講座も一般に公開されていました。

これは別の日のテロー広場。

*リヨンの交通網

こちらのバスは電気バス。上のケーブルから電気をもらって走ります。昔日本にもありましたが。さすが原発に頼る国だけの事はあります。

2両編成のバス。リヨン市内は道幅が狭いところも多いのですが、バスががんがん走ってますね。

今回新型のメトロに乗りました。日本の電車のように全ての椅子が進行方向横向きに並んでいます。この方がより多くの人が乗車できるという事なのかしら?
いままでフランスの乗り物の座席は進行方向か逆方向にしか向いていなかったのですが、続々と横向き座席が登場しています。「横向きに座ると気持ちが悪くなる」と言った人を思い出しましたが、これも慣れてしまえばどおってことないわけで、これからは横向き座席が増えると思います。

ドア付近の捕まり棒の他に、つり革まである!これは画期的なことなのです。日本では当たり前ですが、こちらでは珍しいんです。つり革って便利ですよね。パリのメトロはつり革ではなく、棒があるのですが、高いところにあるので身長170センチ以上ないとつかまれません。しかも運転が乱暴なので、とにかく手の届く棒を求めてあちこち見渡し、早い者勝ちでつかまらないと身の安全の保証がないって感じです。

従来の座席は4人がけのボックス席で

自転車も持ち込めます。

*観光編

リヨンと言えば、丘の上にそびえ立つノートルダムが有名です。

このノートルダムがある場所は旧市街で、お散歩するには味わい深いコースがたくさんありますが、上り坂に登り階段がたくさんありますので、歩きやすい靴でお散歩してくださいね。

家がひしめき合って建っています。

グルメの街でも有名なリヨン。ブション/BOUCHONと書かれたレストランに行けとみんなが口を揃えて言うけれど、見渡す限りブションだらけ。

  

でもブションだから絶対においしいとは限らない。メニューを見て見抜けるほど通ではないので、お昼過ぎに行って混んでいるところに入るのがよいかも。予約してなくても少し待てば入れるので、時間に余裕を持って行くか、前日に下見をして予約をするか。でもね、短期間の旅行じゃあ、そんな時間はないのですよね・・・
外まで列をなしていたレストランに入りました。腹ぺこの私はがつがつと食べることに専念。すみません。余裕が出たデザートになって、あ、写真撮り忘れた・・・で、これです。

このボリュームたっぷりのデザート。フランス人は男性も女性も甘いものだ〜い好き!

私が頼んだムース・オ・ショコラもすごい量。でもちゃんと平らげました。リヨンの滞在ですっかり胃が大きくなった感じです。

明るい店内の天井からは大きなお鍋に入ったサラミや肉や、

木のケースに入ったワインが飾ってあって、あ〜落ちてきたら痛いだろうなあ、と思いながら眺めていました。まあ、プラスチック製だと思いますが・・・

リヨンのマークはライオンだから、道路にある水もライオンの口から出るのです。

旧市街地は歩行者専用道路が多いので、広場で演奏しているグループも見かけます。

リヨンと言えば、ギニョール(人形劇)でも有名で、

博物館もありますがお店もあります。

けっこうハデな顔してますね。

ケーキみたいだけれど、これ全部石鹸!

夜の照明がきれいなノートルダム。窓を開ければにぎやかな若者達の声が・・・それに誘われて夜の街に繰り出しました。

旧市街で目立ったのがアイリッシュバー。ビールがメインのバーで、どこも混み合っていましたのでふらりと中へ。これが一番小さいコップです。水代わりって感じですかね。

リヨンはローヌ川とソーヌ川の二つの川が街を通ります。川のせいか冬は寒いです。

ソーヌ川河岸に降りる事もできます。

餌をねだる白鳥。お腹がすいているのか、人懐っこいのか、女性の足を突っついていました。

あら、カヌー軍団が。

二人乗り、三人乗りとぞくぞくとカヌーが通り過ぎて行きます。競技かな?

ソーヌ川に面した道路を歩いていたらこんなものを見つけました。

1840年9月5日に川が増水して氾濫し、ここまで水が上がったという記録です。CRUEという文字の下の線が水位を表しています。私の目の高さでしたからそれこそ大氾濫だったのですね。こうして昔の災害を忘れない、これは大切な事だと思います。

最近日本車をよく見かけるようになりました。ホンダのシビックの広告で15900ユーロしますが、3年間のメンテナンス無料だそうです。

さて、旧市街散策です。
オペラ座からソーヌ川を渡って旧市街に入りました。そこにあったホテル。

壁にたくさんの椅子が貼り付いています。コレージュ・ホテルは、昔は中学校だったのかな?

チャップリンだ!傘の柄は本物。

旧市街はこのような階段がたくさんあります。

階段の途中にあった家。ちょっとおんぼろ風。

ドアには「ここじゃトイレではありません」の表示。入り口が少し奥まっているからなのか、廃屋と思われているのか、ここで立ちションをする人がいるみたいですね。

MONTEEと表示してあれば、階段道だと思ってください。自転車やローラースケートでの上り下りは難しいと思います。 その上は道案内。観光客の多いリヨンですから街のあちこちに観光名所となる場所への案内板があります。

坂の途中にあったルレ・シャトー系の4つ星ホテル。

ホテルの入り口からの眺め、さすが4つ星。自家用車のある人にはお勧めですが、そうでないとこの坂を毎回登るはめになりますね。あ、セレブは車で来るのが当たり前ですか。そういえば高級車ばかりが駐車してありましたね。私にはおよびでな〜い〜・・・・・

ありました。これがノートルダムへ行く小道。公園になっています。

また階段だ〜!

緑色のあじさいなのか、これから咲くのか?こちらは春、夏、秋の区別があまりないので、あじさいとコスモスが一緒に咲いてたりします。

この噴水の水は何も書いていないので飲めるらしいですが、ちょっと・・・遠慮したいかな・・・

あちこちに銅像や休憩所があるので見学しながらゆっくり登れます。

あ!見えました。ノートルダム。

最後の階段の下にVTTの文字。これは、ここで自転車競技が行なわれた事を示しています。

するってーと自転車小僧達はこの階段を上ったのだなぁ?

内部はあいにく内装工事中の上、写真撮影禁止でした。

外に出たら、あら、ライオンのお尻・・・なんか、かわいい。

あ。痛い!上から木の実が落ちてきました。

緑の皮を剥くと中から栗が出てきますが、この栗は食べられません。しぶが強くてどうにもなりません。これはマロニエの木の実。見上げればマロニエです。

食べられる栗は「シャテーニュ」と言って、日本と同じく棘と言うか針がたくさん付いた実に入っていますので、お間違いのないように。

怪しい演劇集団。

じつはコスプレ集団で、公園の中で写真撮影してました。

こんなところに赤しそが!赤しそジュースはおいしいんですよね。これだけあったら何本作れるかな?

下りは公園の別の小道から。

ここはバラ園。あいにくお花は終わってしまいましたが、

セージの花がきれいでした。

これは自然石か、人口石か?

パリに次ぐ大都市と言われるリヨン、他にもたくさんの見所があるのですが、また次回行った時に紹介しますね。

map1-3