フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も、
山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。動画によるダンス映像の配信も見所です!
ピーピング・トムのオペラに出演する竹内梓さん
マラソンは人気があるなあ
今日は3月3日でおひな様~♪と歌うのは日本人だけか・・・。パリではハーフマラソンが行われました。ハーフですから21.1kmを走りまして、今年のスタート地点はヴァンセンヌ城でした。
私がいるのは18キロ地点、ゴール間近という事になります。
景気付けに楽団も登場
交通規制のおかげで自転車もスイスイ。でも、これはマラソン軍団が来るまでのつかの間の静けさの間だけ。
あ、先導車が見えてきたということは、トップ集団が来たということですね。あら、アフリカ人ばっかり!
58分23秒が意味するものは、
女性のトップの二人です。アフリカ勢は強いなあ。
少しずつマラソン軍団が固まってきました。
何しろ日曜日の一般道を走る訳ですから、マラソンをしない人はその合間を縫って道路を横断する訳です。
自転車親子は突っ切るわ、
買い物帰りのおばさんは横切るわ、
皆さんそれぞれに人生を歩んでおります。
犬も観戦、参加したそうな雰囲気でしたけど・・・
ピンクパンサーも!?いや、ピンクの豚?
え?健康保険の窓口が2週間の春休み?
3月12日パリ大雪
3月中旬になって、もうすぐ夏時間になるし、日も長くなってきたし〜♬、そろそろ夏のバカンスの計画でも立てるかぁ〜と浮き立つ気持ちを見事につぶしてくれた今日の雪。
朝7時のみぞれが、9時にはしっかりとした雪になり、昼に近づくにつれてどんどん街が白くなっていく〜!まじ!?ということは、気温がどんどん下がっているという事ではないですかっ!
ギャラリーラファイエット近くの大通り。いつもは車がバンバン通っているのに、今朝は閑散としている。
どんどん気温が下がって、夜になったら、雪が凍ってしまって、
車も真っ白! 仕事を終えてさてお家に帰ろう!と思って雪をどけたら、フロントガラスが凍っていて、運転できない!窓の氷をガリガリ削っている人を見かけました。
翌日は最悪。歩道凍結で歩けないじゃん。かんじきが欲しい!
あらら、パリ市内にはバスが一台も走ってない!こんなの初めて。パリの運転手は結構強気で、多少の雪でもスピードを落とさずがんがん走っていたのに、凍結となると話は別なのかしら。メトロも地上を走る区間が長い6番線もお手上げ状態。
飛行機もほとんどダメ。よりによって何で今日?と思った旅行客の皆様。新聞によると、飛行機代は基本的に飛行機会社がホテル代、移動費用を負担するらしいですよ。旅行会社主催の飛行機+ホテルのパック旅行は、可能性があれば別のホテルを用意するそうなので問い合わせてみてください。ただし、フランス国鉄SNCFはそれに準じないらしく、返金なしとのことです。
寒くても、狭い道路の間からサクレクール寺院が見えたりすると、やっぱりパリって素敵だなあ、と思う。
山田マミ プロフィール
幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。