フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も、
山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。動画によるダンス映像の配信も見所です!
山田マミの簡単レシピ
アーティチョークが食べごろみたいで、八百屋で立派のを見つけた。
見た目はごっついが、なかなかの美味。
さっと洗って、丸ごと圧力鍋で15~20分茹でるだけ。少し冷めたら一枚一枚ちぎって、根元の部分を歯でこそぐようにして果肉を食べる。
アーティチョークは西洋アザミの蕾で、花びらの一枚一枚が厚ぼったいので、その中身を食べるのです。ただし、外側の皮は硬いので食べないでね。中身だけを歯でしごいて食べるのです。ドレッシングをかけて、サラダのようにして食べるのが一般的。だから冷めても美味しい。花弁をどんどん食べていくと、だんだん花弁が薄くなって、食べられるところがなくなってくる。すると、イソギンチャクみたいなおひげが出てくるので、これは食べられないので取り除いて、お待ちかねの一番美味しいところ、花を支えている茎のてっぺん部分といえば良いかな。これを締めに食べて終わり。この部分が栗のようにホクホクしていて超美味しい。
日本ではまだ普及していないけれど、海外に行く機会があったら是非試してみよう。美味しいけれど、欠点はゴミがたくさん出ること。
ちょっと小旅行
ちょっと金沢
さすが世界の観光地、金沢。
世界で最も美しい駅の一つと言われる金沢駅。みんなが写真を撮りまくるその背中に、この噴水掲示板がある。
2ヶ国語対応。時間表示もあって、おしゃれ~なのに、あまり気づかれない。
観光名所とは反対側の港がある方へ行ってみた。
ちょうどクイーンエリザベス号が来ていたけれど、私のお目当は、醤油ソフトクリーム。
ヤマト醤油味噌の糀パークに売っている。
明治44年設立の醤油と味噌の製造工場で、販売もしているし、レストランもある。糀の博物館もあって、ガイドツアーもあるらしい。
この一角は昔の面影を残していて、う~黄昏られる。アクセスは車かバスなので、ちょっと不便だけれど、行く価値あり。
行った時にはフランス人の日本語ぺらぺらの研修生がいて、ここの醤油がフランスで買える日が来るかも。
https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp
山田マミ プロフィール
幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。