D×D

舞台撮影・映像制作を手がける株式会社ビデオが運営するダンス専門サイト

 

特集・動画

特集コンテンツいろいろ。ダンサーズクエスチョンシリーズはこちら

HOME特集・動画 > ダンサーズクエスチョン 敖 強

ダンサーズクエスチョン4th

今回のゲスト
敖 強さん

日原永美子

日原永美子

紹介者
日原永美子さん

平原慎太郎

佐々木和葉

紹介者

私が今回紹介するダンサーは「敖 強(アオ チャン)」です。
アオチャンは谷桃子バレエ団の同僚で、彫刻の様な肉体美とワイルドな持ち味で独特の存在感を醸し出す、超個性派ダンサーです。国際的な彼のバックグラウンドが、真似の出来ない…深い味わいを作り出すのだろうなと思います。
普段のアオチャンは、舞台からは全く想像出来ないような親しみあるキャラクターで…そのギャップがまた、良いところだなぁと思います…。

 

ゲスト

はじめまして、敖 強です。
2001年に劇団四季に入団し、「コンタクト」「夢から醒めた夢」「アイーダ」などに出演。
2005年に谷桃子バレエ団に入団。「白鳥の湖」ロットバルト、「ジゼル」ヒラリオン、「ロメオとジュリエット」ティボルトなど重要な役を演じさせていただいています。

 

ビデオくん

こちらはアオチャンさんの舞台写真です。
バレエアトリエクレアの発表会でゲスト出演されたときのものです。

日原永美子さん。あなたが思う、アオチャンさんのスゴイところは何ですか?

 

紹介者

アオチャンのスゴイところ、いろいろありますが、一つには、モンゴル語、中国語、日本語と3ヶ国語を流暢に操るところです。自分も海外に暮らしていたことがあり、言葉の壁を突破するのに、苦労した経験があるので、アオチャンのように複数の言語を自然に話せることは、どれだけ見えない努力があったことか…と。尊敬に値します。

 

ゲスト

ありがとうございます。
日原さんはまじめで、踊りや振付に対する取り組み方が素晴らしいです。

 
 

○日原永美子さんからアオチャンさんへのプライベートクエスチョン

紹介者

本番、舞台に上がる前に必ずやる事とか、自分に言い聞かせることとか、ありますか?

 

ゲスト

本番前に必ずたばこを吸ったり、コーヒーを飲んだりして、リラックスするように心がけています。

 
 

ビデオくんからゲストへの5つの質問

思い出の一曲とそれにまつわるエピソードを教えてください。

プロコフィエフ作曲『ロメオとジュリエット』よりバルコニーのシーンです。このシーンの映像をはじめて見たとき、感動して…この曲がバレエを始めるきっかけとなりました。

あなたが今までで最も影響を受けたダンサーは誰ですか?
また、その人からどんなことを教わりましたか?

イサドラ・ダンカン。新しいことに挑戦して行く姿勢…彼女の生き方や、人間性にも共感できるから。また、ダンス界に影響を及ぼすような優秀な生徒…マーサ・グラハムなどを輩出しているところも尊敬しています。

今までのダンス人生の中で一番辛かった・挫折した出来事はありますか?
あるなら、そこからどうやって復活したかも教えてください。

24歳の後半にアキレス腱を切ってしまったこと。怪我をしてしまったことをきっかけに大学に入り、解剖学や歴史、指導法、振付、などバレエに関する様々な事を深く学び、さらにバレエを好きになり、やはりダンスの仕事を続けようと、日本に来ることになりました。

初恋の思い出を語ってください。

それは秘密です(笑)

最近一番感動した出来事を教えてください。

原発の最前線で身の危険を顧みずに働いている人達のニュースを見る度に感動しています。

Photo
Gallery

  • Photo1
  • Photo2
  • Photo3
  • (クリックすると拡大表示します。)
 

プロフィール

敖 強(アオ チャン)
中国内モンゴル自治区生まれ。1997年中央民族大学舞踏学科へ入学し、バレエ作品創作や解剖学、指導法を習得する一方、多くの国家公式行事に出演。2001年劇団四季に入団し、「アイーダ」「夢から醒めた夢」など数々の講演に出演。2005年より谷桃子バレエ団ソリストに迎えられ、現在日本バレエ協会主催公演や他のバレエ団公演へゲスト出演するなど幅広く活躍中。1994年ロシア国際民間芸術節コンクール金賞受賞。2011年日本ジャズダンス芸術協会第22回JDAダンスコンクール一般部門第一位受賞。