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山田マミのやっぱり、パリが好き
フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート! ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も,山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。 今後動画によるダンス映像の配信なども予定しておりますので、ご期待下さい!
皆様、初めまして。パリに住む山田マミです。 風が吹くまま気が向くまま、パリを中心にした身近な情報をお伝えします。 パリと言えども訪れる人によって様々な印象を与えます。パリに来る前に、或は思い出をたどる時に、ちょっとお役に立てばと思います。 では早速。 「グルノーブルの春スキー」 今年は世界中が暖冬だったようで、パリもとうとう雪が降らず、暖かい冬でありました。ちなみに写真は、ジャン・クロード・ガロッタの本拠地であるグル ノーブルから30キロほど山に入った、標高1800メートルほどの高さにあるスキー場。スキーをしに来たのか、ピクニックをしに来たのかわからないとい う有様。3月中旬です。ところが、その2週間後に来た強力な寒の戻りで雪が降り、またスキーが出来たというのは、やっぱり異常気象のせい?
「これが天下のオペラ座ガルニエ」 さて、パリと言えばやっぱりオペラ座ガルニエ。毎日見ても美しいと思いますが、現在正面入り口の改装工事中。その上、ガルニエ正面のメトロのオペラ座駅 も改装工事中でこんな有様。せっかくあこがれのオペラ座の写真を撮ろうと思ったのに~!がっかりしないために、敢えてこの写真を載せます。ちなみにメト ロの改装工事が完全に終了するのが10月21日。気の遠くなるような工事期間ですが、8号線が5月18日まで、7号線が6月4日から8月17日まで、3 号線が9月3日から10月21日までと、線ごとの改装工事。工事期間中その線はオペラ座駅に止まりません。手前か一駅先の駅で降りましょう。歩いても一 駅くらいは軽く歩けるのでご心配なく。他にもいくつかの駅が工事で閉鎖しています。情報はインターネットwww.ratp.frか駅の構内で。それか ら、メトロのチケットでバスにも乗れるので、マップをもらってバスにもチャレンジ! これがオペラ座ガルニエの中のサロン。タイムスリップしたみたいな気分になる。私の一番のお気に入りの場所。ガルニエに行ったら必ず立ち寄るところ。 「歴史を体感しながらの昼寝はいかが?」 さて、こんなにお天気がよければ、絶対お勧めなのが公園でのランチ。高級レストランでのフレンチもいいけれど、パリジャンになったつもりでサンドイッチ を買って公園に行こう!私のお勧めは、テュイルリー庭園。ルーブル宮を見ながら、そして振り向けばコンコルド広場 のオベリスク、その向こうの凱旋門、さらにその向こうの新凱旋門まで見渡せるこの壮大な風景の中で、歴史を感じながらサンドイッチをかじる。おむすびで もいいんですよ。私は毎日これをやってますが、ちっとも飽きません。日本食料店でお弁当を買って食べていると、フランス人が興味深そうに寄って来て、 「それ何処で買ったの?」と聞いてくるのも、なんか楽しい。一日中ダンスのレッスンを受けるのもいいけれど、フランスは時間がゆっくり流れる所。日本と は違う時間の流れを是非感じてほしい。 写真は、テュイルリー庭園の昼時。ワサワサ人が出ています。鉄の重い椅子を自分の好きな所まで引きずって行って、気持ちのよい時間を過ごしてみてくださ い。絶対お勧め! よく見ればみんなくつろいでいたり、寝ていたり。パリの中心地とは思えない静けさ!芝生は立ち入り禁止なのが残念。鳥が大きな顔をして芝生の上で休んで いるのがうらやましい。この鳥たち、さすが都会に住んでいるだけあってずうずうしい。決してパンくずなんかやりませんように。そんなことしたらいきなり 鳥の大群が押せ寄せ、大変なことになります。 これがルーブル宮の中庭に建つガラスのピラミッド。ガラスのピラミッドはルーブル美術館の入り口にもなってるが、荷物検査のせいで、長蛇の列。チュイルリー公園寄りにも入り口があるのでそこを利用したいけれど、美術館まで長い地下道を歩かなくてはいけないので、私は好きではない。X線で荷物検査をした あと、どさくさにまぎれてカバンを盗む悪いやつがいるので要注意。入場料金が午後は安くなったり、夜遅くまで開いている日もあるので、うまく利用したい。フランスの美術館や劇場では、26~7歳までの割引制度を設けているところが多いので、そのチェックも忘れずに。また、60歳以上にも割引があるところがあるので、恥ずかしがらずにパスポートなどの年齢が記載されているものを見せてみよう!
2007年5月6日