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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も,山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。
動画によるダンス映像の配信も見所です!


マークから動画をお楽しみいただけます。

動画をご覧いただくにはQuickTimePlayerが必要となります


 
幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。
 
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2008年8月31日

「フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ」

毎年9月から12月まで行われるフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ。今年は日本人アーティストが大活躍で、表紙を飾るのは池田亮二さん。パリとパリ郊外の会場で公演や展示が行われます。 フランスでは、多くの劇場にabonnements会員制度があります。それは、劇場の指示に従って前売り券をまとめて買うと割引になる上、情報を送ってくれたりイベントに参加できたりしますし、申し込み時に前売りを買わなかった公演までもが割引になるという特典です。 でも、短期滞在の旅行者にはちょっと、、、、と思う方は、このフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリの会員になる事をお勧め。期間は3か月だし、ダンスだけでなく、演劇、展示、映画など幅広いジャンルの作品を見せてくれるし、現代アート中心なので、世界の最新の流れが見られるかも。それでは、今年のフェスティバルのプログラミングに大きく関わったマリー・コランさんに一言伺いました。

 

  フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリの芸術部門で演劇、ダンス、造形美術を担当しているマリー・コランさんです。


*お得情報*
フランスのほとんどの劇場では、公演の切符を前もって安く買えるシステムがあります。「アボンヌマン」と言って、主に年間プログラムが発表される7月頃から受付が始まります。また、年齢によっては割引率が高くなるので、これも要チェック。劇場によっては、30歳までを若者料金にしているところもあります。確かにこの時期に半年先のチケットを購入するのはリスクがありますが、安いにこしたことはない!とばかりに多くの人が申し込みます。で、行けなかったらどうするかって?人に頼んで当日劇場前で売ってもらうのです。だから、前売りが完売でも、劇場前に行くと必ずと言って良いほど、何人かが切符を売っています。学生料金の切符をゲットできたらラッキー!年齢を大幅に超えていても、知らんふりして入場しちゃいましょう。かなりの確率で入場できますが、いかに売りたい人の気を引くかがポイント。ちなみにダフ屋行為は違法です。たいていの人は買った値段で売っていますが、切符に書いてある値段を確かめてから買うようにしましょう。

 
2008年8月29日

「インタビューシリーズ」

 

  現在活躍中の伊藤郁女さん。新作のNOCTILUQUEリハーサル後にお話を伺いました。10月24、25日にエクサン・プロヴァンスのパヴィヨン・ノワールで公演したあと、パリでは2009年2月4日から8日までTHEATRE DE LA BASITILLEでの公演が予定されています。

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伊藤郁女さんの公開リハーサルを見に来ていた在外研修員のお二方を直撃!パリの生活はいかがですか?

 

  在外研修員の荒木まなみさん。

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  在外研修員の野村真弓さん。

異国での研修は大変ですが、沢山の事を吸収して、充実した日々を送ってくださいね。

 
2008年7月29日

「パリ・プラージュ」

パリの夏の目玉イベントのパリ・プラージュは、7月21日から8月21日まで。今年はいつものサン・ミッシェルからシュリー・モルランドだけでなく、ヴィレット地区とベルシー地区の3カ所に拡張。まずは、サン・ミッシェル地区からアタックしてみました。いつもの車専用道路がこの時とばかり歩行者専用となります。車を運転する人は「このせいでパリがさらに渋滞する!」と文句を言っているようですが、歩行者もセーヌ河岸の美しい景色を楽しむ権利があるのだ!!!砂をどこから運んできたとか、ヤシの木がどこからきたとか、それにいくらお金がかかったとか、終わったあとの砂はどうするのだとか、エコロジー的だけど実際はちっとも環境に良くないとか、いろいろ言われておりますが、気持ちよいものは気持ちよいでいいじゃあないですか。

 

 
パリ・プラージュの見取り図、これでどこに何があるかがわかります。売店、お手洗い、シャワー、遊び場に砂浜。

  昨年に引き続きセーヌの浜辺を紹介します。

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「パリ市庁舎前はエフェメールの庭」


  パリ市庁舎前も負けてはいません。エフェメールの庭と称して、憩いの場に変身。
パリ・プラージュでセーヌ河を見ながら散歩して、階段登って排気ガス充満の道路を渡ったら、いきなり虫の音が聞こえてきそうな庭が出現!ここはパリか?

 

 
庭仕事に必要な道具をアレンジしたデコレーション。なかなかかわゆい。この男の子は庭よりも道具が気に入ったみたい、将来は庭師になるのかな?

 
これが禁止事項一覧表。芝生に入っちゃダメ、花を摘んではダメ、池の魚にえさをやってはダメ、お酒飲んじゃダメ、泳いじゃダメ?!唯一赤丸なのが、ゴミを分別してゴミ箱に捨てましょうの絵。規則にがんじがらめの憩いの場でした。ちなみに、遊泳禁止とありますが、大きさといい、清潔さといい、私にはどう考えても泳げる池ではないのですが、涼を求めて水浴びをする人がいるからこんな事が書かれるのでしょうか?もしかしたら、池に入ると底が抜ける、芝生に入ると陥没する、そんな造りの悪さから「はかない庭」というタイトルが付けられているのかもしれませんね、はい。

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「再びパリ・プラージュへ」

  ジャルダン・エフェメールは気持ち良さそうだけど、あまりの禁止事項の多さにげんなり。早々に引き上げて、再びセーヌ河岸に下りました。

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「セーヌ河の屋外プール」

これは、13区、ミッテラン新国立図書館の近くにある屋外プール。セーヌ河に浮かぶように作られています。パリには沢山の市民・区民プールがあって、2.6ユーロくらいで入場できます。このプールはもう少し高いけれど、セーヌ河で泳いでいる気分に浸れるので人気があります。イモ洗い覚悟でどうぞ。

 

 

  13区、セーヌ河に浮かぶ屋外プール。

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この四角いものは何だ?実はこれ、くつろぎスペース。木のすのこで、端っこが少し斜めになっているので、ここにごろりと横たわっておしゃべりしたり、日光浴したりするのです。本当はここもパリ・プラージュのエクステンションとなるはずだったのですが、予算の都合でカットされてしまい、なんだか中途半端。でも変にイベントを組んだり、売店が出るよりは、落ち着いていて良いかも。

 

 
2008年7月28日

「パリ・カルチエ・デッテ2」

 

  トリシャ・ブラウンのテュイルリー庭園での無料公演。広い公園の中を移動しながらの上演です。 

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  お次はクリストフ・ユイスマンのサーカスベースの演劇作品。

 
2008年7月23日

「ダニエル・メリンゴのコンサート」

  これはアルゼンチンのダニエル・メリンゴのコンサート。最初は、上手いんだか下手なんだかよくわからなかったのですが、味のある声と、演技のインパクトに引き込まれていきました。

 
 

  音楽があれば、身体は自然に動くもの。意気投合すれば、見知らぬ同士でも踊ります。

ナンパするわけでもなく、踊り終わったら「ああ、楽しかった。ありがとう」とさっぱり終わるところが気持ちいいです。

 
2008年7月18日

「パリ・カルチェ・デッテ1」

毎年恒例のパリのフェスティバル、パリ・カルチェ・デッテが、7月14日から8月15日まで行われました。有料公演もあるけれど、無料公演もたくさんありました。コンサート、ダンス、演劇、サーカス等々盛りだくさん。

 
 

  これは、水中サーカスのヨルグ・ミュラー。肌寒い日だったので、ちょっとかわいそうでしたが、水の中で漂う様子に見とれていました。前世は魚だったのではないかと思います。

 
2008年7月14日

「夏のイヴェルナル」

アビニヨン演劇祭のオフ・プログラム。
ダンスを見るならここと決めているCDC LES HIVERNALES/イウ゛ェルナルへ直行。

 
 

  イヴェルナル劇場で行われたリュック・ペトンの「LA CONFIDENCE DES OISEUX、MIGRATION D'ETE」。
鳥と踊るダンスなんて見た事もない!素晴らしかったので、ここで紹介します。フランスの鳥を日本に持って行くことは出来ませんが、日本の鳥でこの作品を是非上演したいと言う振付家のリュック・ペトン。興味のある方は、カンパニーに連絡してみてください。
ペトン氏からのお願いです。今年11月5日に、ARTEという教育芸術番組で、東京のカラスの生態が放映されました。ワタナベケンイチさんと、GIL RABIERさんが編集したものです。この番組の中で、カラスに携わっていたのがササキヒロシさんというかた。どなたか、東京の鳥の生態系や、保護に関わっている方をご存知でしたら、ペトン氏に連絡してください。英語、フランス語でお願いします。日本語しかダメな方は、ビデオ社に山田マミ宛で連絡を下さい。ペトン氏は東京の鳥と一緒に作品を創り、踊りたいそうです。
www.lucpetton.com
uci.production@free.fr
leguetteur@club-internet.fr

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  イヴェルナルスタジオで行われたカンパニー・ユーメーヌ、エリック・オベルドルフ振付けの「ENOLA'S CHILDREN」。日本の大和魂をいい感じでダンス作品にしていました。
www.compagniehumaine.com

 



 
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