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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も,山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。
動画によるダンス映像の配信も見所です!


マークから動画をお楽しみいただけます。

動画をご覧いただくにはQuickTimePlayerが必要となります



 
幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。
 
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皆様、ご無沙汰しております。パリの情報を、即刻お伝えしたいと思いつつ、もう夏休みになってしまいました。すみません。では、3月の春の情報からお伝えします。
2009年3月某日
「ウンのつきはパリにある?」

フランスに来て、道路が汚い事に驚いた方も多いはず。犬の糞を踏んでしまったら、パリの洗礼を受けたと思え!と言われた方もいるかもしれませんね。最近は犬の糞を始末しなかった飼い主にも罰金が科せられることになり、少しはましになりましたが、それでもやっぱり、、、、、です。



「自分が糞を始末してしまったら、道路清掃係の仕事がなくなるでしょ、仕事をあげるために糞を拾わないのよ」と開き直る人もいるとか。ああいえばこう言うのフランス人です。歩道がだめなら、道路や街路樹の根元にさせれば良いでしょ、という考えの人もいて、ご覧の通り。木にくくり付けられた自転車の横に点在する糞たち。木がかわいそう。それとも、これが木の栄養素となっているのでしょうか?



中央に伸びる赤茶色のものは、誰かが踏んづけてしまって、道路になすり付けたあとでしょう。



これは何?犬のおしっこです。壁に向かってするものと言う常識は、パリでは通じません。



じゃあこれも?そうですが、人間のも含まれていると思います。本当に・・・・・。立ちションは罰金を科せられるのですけどね・・・・・。



パリの住宅街を歩いていると、家具などが道路に置き去りにされていることがあります。これは、粗大ゴミで、事前に区役所に電話すると回収しにきてくれるのです。まだ使えそうなものがあれば持ち帰ることも出来ますが、よ~く見て、犬のおしっこがかかっていないかどうかを確認してから持ち去る事をお勧めします。

これは車道にあったもの。車が踏んづけた場合、ガレージまで臭くなるという事でしょうか?時々、てんこ盛りのものを見ることがあります。路上駐車にも気をつけてください。



パリジャン憩いの場、そう、私の大好きな芝生の上もこれです。昼寝の場所を見つけるのも一苦労。



あまりきれいな話ではありませんでしたが、パリの大事な注意事項の一つということでご勘弁ください。踏んづけてしまったら、これもウンの付き?
 
2009年3月3日
「芸術家の主張を認めたパリ市はえらい!」

現在パレ・ロワイヤルの広場は工事中で入れません。ストライプの円柱が立ち並ぶところです。作者のポール・ビュリィが、水の流れを含んだ作品として創ったのに、何年も前から水がないじゃないか!と怒ってパリ市を訴えたため、あわてて莫大な予算をたてて工事に入ったという事で、今年の11月まで入ることは出来ません。芸術家の主張もすごいけど、それを受け入れたパリ市も偉いと思う。ただ、この不況時になんでまた、という気もするのですが、、、。



ストライプの窓枠から工事の様子がうかがえます。





 
2009年3月9日
「パリコレ」

春と言えばパリコレでございます。カール・ラガーフェルドのポスターが、装飾美術館の前にありましたので、パチリ。



そして、テュイルリー庭園の会場です。春とは思えない強い日射しの中、続々と関係者が集まって来ました。





 
2009年3月12日
「ラッセル・マリファント・カンパニーのきのさいこさん」 



  シャイヨー劇場で行われたラッセル・マリファント公演。このカンパニーで4年間踊っているきのさいこさんに、終演後お話を伺いました。

 
2009年3月17日
「竹井豊さん」 



  エスパス・キュルチュエル・ベルタン・ポワレで行われたダンスボックス。そこでお見かけした竹井豊さんに一言伺いました。

「小松あすかさん」



  もう一人、在外研修員でいらしている小松あすかさんにもお話を伺いました。

 
2009年3月19日
「春うらら~」

春もうららかなテュイルリー庭園での光景です。子供向けにボートの貸し出しがありました。小さなお船を池に浮かべ、棒でつついたら、あとは風まかせ。

 
2009年3月21日
「ダンス祭りコンステラシオン」

クビライ・カーン・アンヴェスティガシオンのリーダー、フランク・ミケレッティがゲストアーティストとしてクレルモン・フェランに来て2年目。舞踊高等専門学校で行われたダンス祭「コンステラシオン」に行って来ました。



  と、開門を待っていたら、ドドドという轟音が!フランスにもいましたバイク野郎の御一行様。ご自慢の愛車に乗ってやって来ました。

さて、構内に入ると、すでにいくつかの教室でパフォーマンスが始まっている様子。人が多かったので、まずは2階に上がって、広場で行われていた即興ダンスを上から拝見。





  クビライ・カーン・アンヴェスティガシオンで踊っている中川郁英さんもゲスト参加。

  アフリカ人が参加すると、アフリカンになってしまう。

  クビライ・カーン・アンヴェスティガシオンでも活躍する音楽担当の大和田類さんが、鏡を見ながら上にいるダンサーとコラボレーション。

  クビライ・カーン・アンヴェスティガシオンの振付家、フランク・ミケレッティのダンス。モザンビーク出身のダンサーとのデュエット。この作品の完成版が、今年秋に介さしされるダンストリアンナーレトーキョーで上演される予定。

  突然始まった階段でのパフォーマンス。横にいた人がいきなり踊りだしたりするサプライズ付き。


ここでも大和田類さん、大活躍。



  上から見ると人の動きが面白い。もちろん即興でしょう。

  これはジョングラーによるダンス。ボールが自由自在に踊っています。



  トリはミケレッティーと中川郁英によるデュエット



  公演後にフランク・ミケレッティーにお話を伺いました。



  そして中川郁英さん。

お疲れさまでした。そして、日本での成功を祈ってます。



 
2009年3月26日
「バレエ・ビアリッツの兼井美由季さん」



  パリ郊外ヴェズレイで行われたティエリー・マランダン率いるバレエ・ビアリッツの公演。カンパニーメンバーとして活躍する兼井美由季さんに一言伺いました。